新綱島駅前の再開発、施設名称が「新綱島スクエア」に 商業施設は今冬開業へ

2023年6月21日 08:26

印刷

新網島スクエアの完成イメージ(東急発表資料より)

新網島スクエアの完成イメージ(東急発表資料より)[写真拡大]

  • フロア構成(東急発表資料より)
  • 新綱島スクエアのロゴ(東急発表資料より)
  • 綱島駅東口エリア開発概要(東急発表資料より)

 横浜市の東急新綱島駅前で進んでいる第一種市街地再開発事業で、2023年秋に完成予定の施設名称が「新綱島スクエア」(横浜市港北区綱島東)に決まった。新綱島駅前地区市街地再開発組合と参加組合員の東急が進める高さ100メートルの高層複合再開発で、商業施設や港北区民文化センター(ミズキーホール)、分譲マンションなどが入る。

【こちらも】品川駅西口地区の土地区画整理事業認可、大型複合施設の整備など始動へ

 新綱島スクエアの名称は、多様な人々が集い、交流して笑顔とにぎわいに満ちた場所になることを願って命名された。同時に作成されたロゴマークは赤い綱のような線で人の形を3つ作り、人々が手を取り合う姿を表現している。

 新綱島スクエアは新綱島駅前約3,900平方メートルの敷地に建築中の地下2階、地上29階建て延べ約3万8,000平方メートル。下部で一体化した高層棟と低層棟で構成される。高層棟は低層階の一部に商業施設、中高層階に全252戸の分譲マンションが入る。低層棟は1~3階に商業施設、4、5階に約400席のホールなどを備えた港北区民文化センターの入居が決まっている。

 出店する店舗はスーパーの「東急ストア」、カフェの「タリーズコーヒー」、ラーメンの「一風堂」、金融機関の「きらぼし銀行」など13店。低層棟の3階は医療モールとなり、内科や小児科、歯科などの5クリニックが入居する。

 市街地再開発組合は2018年に設立され、2020年から建築工事に入っている。施設の完成は2023年10月ごろになる見通し。2023年冬から商業施設が順次開業し、港北区民文化センターは2024年3月に開館する予定。

 綱島エリアは港北区の北部に位置し、綱島街道付近などの旅館街が有名だった。現在は東京都心部や横浜市中心部への利便性の高さが好まれ、「綱島サステナブル・スマートタウン」など商業や住宅の大規模開発が続いている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事