Microsoft、Activision Blizzardを総額687億ドルで買収へ

2022年1月19日 16:50

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 Microsoft は 18 日、Activision Blizzard の買収計画を発表した(プレスリリースOn MSFT の記事Windows Central の記事)。

Microsoft は Activision Blizzard の株式1株当たり 95.00 ドルを現金で支払い、買収総額は 687億 ドル。ボビー・コティック氏は Activision Blizzard CEO にとどまり、買収完了後の Activision Blizzard 事業は Microsoft Gaming CEO のフィル・スペンサー氏直属となる。

買収総額はこれまで Microsoft による企業買収で最高額だった LinkedIn 買収時の総額 262 億ドルを大幅に上回る。買収により Microsoft は「Warcraft」「Diablo」「Overwatch」「Call of Duty」「Candy Crush」といったゲームフランチャイズを傘下に収め、売上高で TencentとSony に次ぐ第 3 位のゲーミング企業になるという。

買収は既に両社の取締役会で承認されており、慣習的な取引完了条件と規制当局の承認を前提として 2023 会計年度中に完了する見通し。なお、プレスリリースは 14 日に誤っていったん公開(Bing キャッシュ)され、削除されていたようだ。

 なお同じタイミングでActivision Blizzard内のセクハラ問題に関する報道が出ている。この問題はWSJが報じたもので、過去7か月にわたり約700件の性的暴行やセクハラなどに関する報告があったとする内容。Activision BlizzardはWSJの報道内容を概ね認めているという。同社は問題に対処するために昨年7月以降に従業員37人を退社、さらに別の44人を懲戒処分にしたとしている。なおWSJの記事によれば、一連の処分内容は昨年末に公表予定だったが、コティックCEOがそれを止めていたそうだ(WSJTheVerge4Gamer.netAFP)。

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