東芝、インドで鉄道車両用設備の製造拠点を設立

2016年4月7日 17:41

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 東芝は7日、インドの送変電・配電事業の拠点である東芝電力流通システム・インド社内に、鉄道車両向け電気品等の製造拠点となる新部門を設立したと発表した。インドの鉄道事業拡大を図り、2017年4月から製造を開始する予定という。

 同社によると、今回の新部門の設立と製造ラインの建設で、現地生産によるコスト競争力の確保を図る。迅速な部品供給やメンテナンスなどインドの市場要求に適した体制を構築することで同国での受注拡大を目指すという。

 将来的には中近東やアフリカ市場など周辺国の需要への対応も視野に入れ、グローバル製造拠点としての機能も見込む。

 インドは高い経済成長が続いており、電力・交通などのインフラを中心に長期的な投資が見込まれる。特に鉄道分野は、世界上位の需要規模を持ち、政府による貨物輸送力強化に向けた専用鉄道の建設や主要都市でのメトロ敷設計画の増加など、鉄道車両需要が急増している。

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