新日鉄住金、メキシコの自動車用溶融亜鉛めっき鋼板合弁工場が営業運転を開始

2013年9月19日 17:11

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テニガル社外観(写真:新日鉄住金)

テニガル社外観(写真:新日鉄住金)[写真拡大]

 新日鉄住金とテルニウム社(本社:ルクセンブルク)は、2010年10月、自動車用(合金化)溶融亜鉛めっき鋼板の製造・販売合弁会社「テニガル」社の設立で合意し、工場の建設・立ち上げを進めてきたが、今回同工場の営業運転を開始し、9月18日に現地工場サイトにおいてメキシコ大統領を招いてオープニングセレモニーを行った。

 同工場は、投資額が約3億ドル(約300億円)で、新日鉄住金の日本国内最新鋭設備と同等の設備を備え、外板・高張力鋼板を含む高級・高品質の自動車用(合金化)溶融亜鉛めっき鋼板が製造可能。

 メキシコの自動車市場は今後もさらなる成長が期待されており、新日鉄住金ならびにテルニウム社にとって重要なマーケット。両社は、テニガル社を通じ、日系をはじめとするメキシコ自動車メーカーの高級・高品質な自動車用鋼板へのニーズに的確に対応していく。

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