コニカミノルタ、医療用X線ドライフィルムの自社生産を終了

2013年5月9日 11:19

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 コニカミノルタは8日、「医療用X線ドライフィルム」の生産を自社生産から外部への委託生産へ切り替えることを決定したと発表した。これに伴い、甲府サイト(山梨県中央市)と東京サイト日野(東京都日野市)での同製品の生産を、2013年度上期中に終了する予定。なお、「医療用X線ドライフィルム」の販売は従来通り継続する。

 医療情報のIT化が急速に進む中、X線撮影画像をダイレクトに取得できるDR(Digital Radiography)が普及。さらに、X線画像のモニター上での診断が始まり、日本においても2008年からモニター診断でも診療保険点数が加算されるようになり、フィルムを使わない診断(フィルムレス化)が加速する中、近年の「ドライフィルム」の需要は先進諸国では減少傾向にあった。この様な背景の下、同製品を委託生産に切り替え、事業採算性の改善を図ることとした。

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