岩手県釜石市の官民連携による復興公営住宅が竣工へ、着工から約5ヶ月半

2013年3月7日 17:37

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完成予定建物東側正面図(画像:新日鉄住金)

完成予定建物東側正面図(画像:新日鉄住金)[写真拡大]

 釜石市と新日鉄住金、新日鉄興和不動産は7日、3者が昨年10月10日に着工した官民連携による復興公営住宅「釜石市上中島復興公営住宅Ⅰ期」54戸が、着工から約5ヶ月半となる3月27日に竣工すると発表した。

 同事業は、釜石市、新日鉄住金、新日鉄興和不動産の3者間において昨年9月27日に「上中島地区災害復興公営住宅整備推進に向けた覚書」を締結し、新日鉄住金が所有する敷地において新日鉄興和不動産が復興公営住宅(Ⅰ期54戸、Ⅱ期156戸)を整備するもの。また、いち早く官民が連携し事業を推進した結果、岩手県において木造を除く新築集合住宅では最も早い竣工となる。

 建物は薄板軽量形鋼造の3階建で、災害に強い住宅を早期に整備するという釜石市のニーズを踏まえ、工期が短く、経済性に優れたスチールハウスを採用した。なお、完成後は土地・建物を釜石市が買い取る。

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