新日鉄と住金、経営統合に関して最終合意

2012年5月1日 02:39

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 新日本製鉄と住友金属工業は27日、今年10月1日に両社が経営統合することについて最終的に合意し、27日開催のそれぞれの取締役会において承認のうえ、株式交換契約及び合併契約を締結したと発表した。株式交換及び吸収合併は、両社がそれぞれ今年6月26日に開催予定の定時株主総会における株式交換契約及び合併契約の承認を得て行う予定。

 経営統合の方法は、二段階の法的手続き、すなわち株式交換を行ったうえで同日に吸収合併を行う方法をとる。第一段階として、今年10月1日に、新日鉄が新日鉄を除く住金の全株主に新日鉄株式を交付することにより、住金の発行済株式の全部を取得する株式交換を行い、新日鉄は住金の完全親会社となる。第二段階として、統合期日に、株式交換の効力発生を条件として、新日鉄を吸収合併存続会社、住金を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行う。

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