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丸紅ら、働く女性の健康課題改善するフェムテックプログラムを共同開発
丸紅、エムティーアイ、カラダメディカは9日、働く女性の健康課題の改善をサポートするフェムテックプログラムを共同開発するため、業務提携を行うと発表した。人口減少が進む中、女性の労働力に期待が高まっているが、生理痛など女性の就労を阻む特有の課題があるため、解決する。
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経済産業省の調査によると、月経関連の症状による女性の労働損失は年間5000億円に迫る。また、月経や不妊治療、更年期症状を改善した場合に見込まれる経済効果は2025年時点で年間2兆円にも及ぶと試算されている。
女性がそれぞれのライフステージでこうした課題に直面した時、解決することが国にとっても企業にとっても喫緊の取り組みになりつつある。需要の高まりを受けて3社でフェムテック事業に参画することにした。
プログラムでは、医療機関と連携しオンライン相談や診察を女性が受けられるようにする。月経前症候群(PMS)や生理痛、妊活や不妊治療に至るまで幅広くサポートする。加えて、更年期症状の改善まで、働く女性の健康課題を長期にわたってフォローする。
尚、このプログラムは経済産業省による「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」にも採択されていると言う。
丸紅はフェムテック関連事業の立ち上げを目指してプロジェクトチームを発足。これまで社内で実証事件やリテラシー向上のためのセミナーなどを実施してきた。
エムティーアイは様々なヘルスケアサービスを展開。中でも生理日管理から妊活・妊娠・出産まで女性のライフステージごとの健康を支援する「ルナルナ」を伸ばしている。
カラダメディカは、健康に関する質問を、医師や看護師、薬剤師などにオンライン上で行えるサービスを展開。オンライン診療システムの提供なども手掛けている。
丸紅の法人ネットワークや、エムティーアイとカラダメディカのヘルスケアサービス開発・運営の知見を融合させて発展させる。今後は自治体や企業と協業したり、フェムテックプログラムの実証事件を行ったりすると言う。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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