バーガーキングが新店舗出店戦略を公表、一部既存店舗のリモデルも

2019年5月29日 11:26

印刷

バーガーキング。(画像:ビーケージャパンホールディングス発表資料より)

バーガーキング。(画像:ビーケージャパンホールディングス発表資料より)[写真拡大]

 2019年5月中旬、バーガーキングの国内店舗の2割ほどが閉店することが公表された。これを受けインターネット上のSNSなどでは、「再撤退か」とまで心配される騒ぎが勃発したが、バーガーキングを運営するビーケージャパンホールディングスはこれを否定、新店舗の大規模出店に伴う不採算店舗の閉店であるとした。そして今回、より詳細な情報が公表され、不採算店舗23店の閉店と共に、一部既存店舗のリモデルも行われることが発表された。

【こちらも】米バーガーキング、メンタルヘルス月間に「Real Meals」キャンペーン

 バーガーキングは1954年にアメリカ・フロリダ州のマイアミでハンバーガーレストランとして開業した、店舗総数世界第2位に君臨するファーストフードハンバーガーチェーンである。現在、世界で100以上の国と地域に、1万7,000を超える店舗を展開している。日本でのチェーン展開は、前述のように現在ビーケージャパンホールディングスが手掛けているが、ここに至るまでにはかなりの紆余曲折があった。

 ご存知の方も多かろうとは思うが、バーガーキングはかつて1993年から日本でチェーン展開を始めたが、これは2001年に全面撤退のやむなきに至っているのである(在日米軍基地内の店舗はここでは数えない)。その後、2006年に再上陸を果たし、現在に至っている。

 5月23日時点でのバーガーキングの日本国内店舗数は99店舗である。23店舗が閉店することで、7月1日時点では76店舗となる予定だが、その後8月までに東京・神奈川・千葉・茨城の各都県に6店舗、そしてさらに年内に合計20店舗の出店が計画されているという。また詳細は明らかにはされていないが、2020年には、より「加速度的」な出店数を予定しているとのことである。

 リモデルの対象となる既存店舗については具体的には発表されていないが、コンセプトとしては「20/20 Prime」というグローバルデザインを導入。手作り感、立体感のあるデザイン、明るいグラフィックアート、そして大胆な色使いとアメリカンな表現の店舗にするという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事