関連記事
丸紅、ウルグアイ洋上LNGターミナル運営に参画
丸紅<8002>は17日、欧州ガス、電力大手のGDF SUEZ社(フランス)との間で、ウルグアイで進行中の洋上LNG受入、貯蔵、再気化のサービス事業に参画することに合意し株主間協定書を締結したと発表した。
フランスのGDFの子会社、インターナショナル・パワーS.A.社(ベルギー、以下IPSA)を通じての締結となり、続いてはIPSAがスペインに設立した投資会社の、50%の出資を通すことにより最終的に同社100%子会社のGNLS S.A.社(ウルグアイ、以下GNLS)に参画することになる。
この事業はウルグアイのLNG(液化天然ガス)の需要を満たす為のプロジェクトであり、首都モンテビデオ近郊のラプラタ河の上に、世界最大級のLNG貯蔵能力を持つ浮体式貯蔵と再気化設備を接岸したLNG受入ターミナルが新設される。本設備が操業開始した後も15年間の契約をしており、LNGの受入、貯蔵、再気化のサービスを提供することになった。13年10月に、サービスの提供先であるGAS SAYAGO S.A.とGNLSの間でターミナルの使用契約を既に締結しており、15年7月の操業開始の予定になっている。GAS SAYAGO S.A.は、ウルグアイ石油公社とウルグアイ電力公社の各50%の出資で設立されている。
丸紅はこれまでにメキシコ湾上で原油、ガスの洋上生産と処理サービスの事業や、カザフスタンでの製油所近代化のフェーズ案件、アジア各地での港湾ターミナル事業など他にも数々手掛けており、長年培ってきた技術力と、多くの取引会社とのネットワークを持っているという強みがある。(編集担当:高井ゆう子)
■関連記事
・東芝と丸紅、タイの鉄道事業を受注
・エビの争奪戦か? 総合商社が養殖エビを求めて東南アジアを目指す理由
・【主要企業決算】円安効果、非資源・素材部門の好調ぶりに今後、資源・素材の復調が加われば「鬼に金棒」
・三菱商事・丸紅・住友商事、ミャンマーで事業組合設立
・LNG関連事業を加速させる丸紅、今度は露ロスネフチと提携
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク