岡島パイプ製作所と豊田通商、インドネシアで鋼管生産拠点 現地調達ニーズに対応

2013年12月10日 17:36

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 岡島パイプ製作所と豊田通商は10日、インドネシアで合弁会社Top Tube Indonesiaを設立し、小径薄肉精密電縫管の製造・販売を行うと発表した。2014年11月の操業開始を目指す。

 両社によると、今回の事業進出は、自動車市場と各種産業での現地調達ニーズへの貢献を目指したもの。インドネシアでは、日系自動車メーカーの4輪増産や各種産業の発展を背景に小径鋼管の需要も急速に拡大しているという。

 岡島パイプは東浦工場(愛知県知多郡東浦町)で小径薄肉精密電縫管を中心に生産している。新会社では、同社の製造ノウハウを活用し、小径鋼管を中心に製造・販売する。また、豊田通商は素材の安定供給を新会社に提供することで、現地調達化ニーズに貢献していくという。

 新会社は資本金が1,200万ドル(約12億円)で、出資比率は、岡島パイプ製作所が53%、Top Tube Manufacturingが37%、豊田通商が8%、豊田通商インドネシアが2%。

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