日本板硝子、欧州2か国で建築用フロートガラス製造ラインを閉鎖

2012年11月8日 18:16

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 日本板硝子は8日、スウェーデンとイタリアの欧州2か国において建築用フロートガラス製造ラインを閉鎖すると発表した。

 スウェーデン工場の従業員数は約230人。閉鎖費用は約64億円を見込んでいる。今回の提案は収益改善施策の一環であり、生産能力を最適化し、固定費の削減を図る。閉鎖時期は2013年3月頃を予定している。

 また、イタリア工場の従業員数は約140人。閉鎖費用は約16億円を見込んでいる。2012年7月6日発表の通り、同工場のラインは窯の燃焼を継続したまま生産を休止しホット・ホールドとしているが、欧州建築ガラス市場の状況は厳しく、今後も継続する見込みであるため、ホット・ホールドを中止しラインを閉鎖する。閉鎖時期は2013年1月頃を予定している。

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