日本板硝子、欧州の自動車用ガラス2工場を閉鎖 需要減少に対応

2012年10月26日 17:08

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 日本板硝子は26日、欧州の自動車用ガラス2工場を閉鎖すると発表した。急速な景気後退に伴うヨーロッパ自動車産業の需要減少に対応するため、グループの自動車用ガラス加工拠点であるウロヤルヴィ(フィンランド)、ウーリァ(スウェーデン)の2工場を閉鎖することとし、現地工場の労働組合ならびに従業員に26日までにその提案を通知した。閉鎖完了の時期は2013年末までを想定しているという。

 今回の2工場閉鎖に伴い、約3100万ユーロ(約31億円)の費用を見込んでいる。実施後の増益効果は約1400万ユーロ(約14億円)/年。

 これら措置による費用は今期(2013年3月期)業績予想に反映済みであり、今回のアクションによる今期予想の修正はないという。また、増益効果は来期(2014年3月期)からその一部が発現する見込み。

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