「good」を使うのは卒業しよう! 脱初級英会話 (5)

2023年4月24日 08:17

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 脱初級英会話第5回は「good」に代わるフレーズを紹介する。知らない日本人はいないという程ポピュラーな単語であり、英会話でも頻繁に使用される単語であるが、「とても素晴らしい」といったニュアンスを表現する場合に「good」では上手く伝わらない。今回は数ある表現の中からいくつかを紹介する。

【こちらも】「said」を使うのは卒業しよう! 脱初級英会話 (4)

■goodの意味

 日本人が持つイメージは、「good = 良い」に対して「bad = 悪い」ではないだろうか。確かに間違いではないが、英語圏では時に「good = 悪くはない」というニュアンスになる。

 例えば料理を出されて「美味しい」と言いたい時に「this is good」と言ってしまうと、「まあまあ・悪くない」といったニュアンスで伝わってしまうことが少なくない。相手を褒めるなどの場合は、「good」よりも以下のような表現を使うのがおすすめである。

■awesome

 最も口語的であり、特に若い世代に用いられる表現である。したがって公式なスピーチなどでは基本的にあまり使われない。日常会話では頻繁に使われるので、是非覚えておこう。

■great

 「グレート」とカタカナでも使用されるため、日本人にとって馴染み深い単語ではないだろうか。確かに「very good」を表す表現であるが、同時に以下の例文のように皮肉な言い回しにもなり得る。

例)
A: I can’t find the tickets.「残念だがチケットが手に入らないみたいだ」
B: Oh great, now what are we going to do?「それは素晴らしい。でどうするんだい?」

greatを使う場合は、イントネーションに注意が必要だ。

■outstanding, superb, terrific等

 特に熟年層に使われる。またビジネスやスピーチにも用いられる単語。

■terrific, amazing, incredible等

 これらも頻繁に使われるが、注意するべき点は、必ずしも「very good」を表現する時のみに使われないということ。例えば以下の例文である。

例)
1. We were hit by a terrific snowstorm last week. (terrific = terrible)
「先週はひどい吹雪に遭った」
2. He showed an amazing lack of concern for others. (amazing = unbelievable)
「彼の非情さには呆れるよ」
3. It’s incredible to me that such a lazy person could be so successful.
 (incredible = unbelievable)
「あんな怠け者が成功するなんて非常に信じがたい」

 今回紹介したフレーズ以外にも、「fascinating」「impressive」「excellent」など類義語は沢山ある。是非それぞれのニュアンスを調べて、ボキャブラリーを増やしてみてはいかがだろうか。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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