冬のボーナス、女性の使い道は? 旅行やレジャーが増加 女の転職Typeが調査

2023年2月1日 11:08

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「2022年冬のボーナスはいくらだった?」への回答。(画像: キャリアデザインセンターの発表資料より)

「2022年冬のボーナスはいくらだった?」への回答。(画像: キャリアデザインセンターの発表資料より)[写真拡大]

  • 「2022年冬のボーナスの満足度は?」への回答。(画像: キャリアデザインセンターの発表資料より)
  • 「2021年冬のボーナスはいくらだった?」への回答。(画像: キャリアデザインセンターの発表資料より)
  • 「理想の冬のボーナスは?」への回答。(画像: キャリアデザインセンターの発表資料より)
  • 「冬のボーナスは何に使う(使った)?」への回答。(画像: キャリアデザインセンターの発表資料より)

 転職サイト「女の転職Type」を運営するキャリアデザインセンターは、女性会員を対象に実施した2022年冬のボーナスについてのアンケート結果を発表した。雇用形態を問わず就業している人の平均額は32.7万円となり、正社員と契約社員のみの雇用形態では、平均額33.7万円となっている。

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 調査は「女の転職Type」の女性会員592名を対象に、2022年12月14日~12月25日の間Web上で行われた。

 全体の約半数は今季の賞与支給が無かったと回答。正社員・契約社員のみの回答でも約4割近くは不支給だったと回答している。

 全体として今季のボーナスに対する満足度は低く、半数以上が不満足であると答えている。冬のボーナスとしてもらいたい理想の金額は50万円から99万円と答えた人が46%となり、現実の平均額と大きな差があることもわかった。

 冬のボーナス使い道のうちトップは「貯金」で47.3%。前年の冬のボーナスの使い道に関する質問でも、トップは貯金だった。前年の割合は41.5%で約6%増加していることから、貯金への意識が高まったことがうかがえる。

 2位は「生活費に充当」で33.9%。前年は32.7%だったことから、ほぼ横ばいで推移している。3位は「旅行・レジャー」で27.2%となっており、前年の16.7%から10%ほど増加。要因としては、新型コロナウイルス感染症への対応に大きな変化があったことが推測される。また旅行支援などの後押しもあり、旅行やレジャーも少しずつ再開していることがわかる。

 前年支給されたボーナスと比較して金額に差があった人に対し、考えられる要因を尋ねたところ「会社の業績」がトップで約30%。次いで、転職や自分の評価という回答が寄せられている。その他として「コロナで受注が減った」という内容もあることから、旅行やレジャーを楽しむ一方でコロナの影響はいまだ大きいことがうかがえる。

 ボーナスに関する今回の調査結果からは、新型コロナの影響が随所に現れていることがわかる。勤務先の業績や仕事の受注件数は、そのまま社員の給与や賞与に直結するのが一般的だ。もらった賞与の使い道として、旅行やレジャーへの支出が増加していることや、今後新型コロナが5類相当へ変更される見込みであることから、次のボーナスの使い道は、さらに変化しているのではないだろうか。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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