稲見萌寧が銀メダル 日本ゴルフ史上初のメダル獲得 東京五輪・女子ゴルフ

2021年8月7日 16:08

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 埼玉県霞が関カンツリー倶楽部で行われていた東京五輪・女子ゴルフは7日、最終日を迎えた。稲見萌寧が後半スコアを伸ばし、トータル16アンダーで、リディア・コ(ニュージーランド)とのプレーオフを制し銀メダルを獲得した。日本がゴルフでメダルを獲得するのは史上初となる。

 金メダルは世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)が獲得した。畑岡奈紗は、トータル10アンダー9位タイで終わった。 

 稲見は、トータル10アンダーの3位タイでスタート。1番バーディ、2番ボギーとするも3番バーディ、5番バーディ。しかし6番でロングパットを寄せ切れずボギーと出入りのあるゴルフとなる。7番のバーディパットを惜しくも外すも、8番でバーディとメダル争いに食らいつく。

 後半に入ると12番で2メートルのバーディパットを決め、2位タイとすると13番14番とバーディを続ける。さらに15番でも3メートルのバーディパットを決め、17番で雷雨により中断されるが、再開後のバーディパットを決め首位に並ぶ。18番ではバンカーに入れボギーとし、16アンダーでフィニッシュした。

 トータル15アンダーの首位でスタートしたコルダは、安定したゴルフを見せる。7番でアプローチショットを3度繰り返すトラブルでダブルボギーと崩れ、続く8番のティショットをバンカーに入れる。しかしここをバーディで乗り切ると、9番10番もバーディを奪い単独首位をキープ、17アンダーで優勝した。

 首位と5打差の3位でスタートしたL・コは、2番から4連続バーディ、8番バーディと追い上げる。後半は10番11番を連続ボギーとするも、再びバーディで持ち直し16アンダーでフィニッシュする。稲見とのプレーオフではボギーを叩き、銅メダルとなった。

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