電源なしで動作の手書き文字認識装置 ニューラルネットワークをガラス板で実装

2019年7月30日 22:13

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記事提供元:スラド

 90曰く、

 ニューラルネットワークを使った手書き文字認識システムを、ガラスを使って実装する試みがHACKADAYで紹介されている。ガラス板に入力される光を使い、電力なしに動作するという。

 穴をあけるなどして特別に細工された薄板に、光強度の組として量子化された画像を入力すると、その光が読み取り部に集中して推論結果を示す。物理的には静的なガラス板で電源は不要だが、手書き数字データセットのMNISTを使った実験結果では入力画像1000点に対し精度は79%と低め。

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