炎天下の屋外作業環境を改善する「水冷冷却クールベスト」発売 サンコー

2019年5月14日 09:58

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水冷冷却クールベストの着用イメージ。(サンコーの発表資料より)

水冷冷却クールベストの着用イメージ。(サンコーの発表資料より)[写真拡大]

 サンコーは13日、炎天下での屋外作業での体温上昇を抑える「水冷冷却クールベスト」を発売した。

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 近年の気候変動で、夏場の屋外活動での熱中症リスクが高まっている。その対策として、ジャケット内に外気を取り込む送風機を内蔵したジャケットが発売され、好評を博している。今回発売された水冷冷却クールベストは、より高い冷却性能を有したベストで、空冷式ジャケットのように着ぶくれすることなく、すっきりとした着姿で冷却性能が得られる。

 また屋外での活動では、日射が長時間当たる背中などが暑くなりがちだったが、水冷冷却クールベストは背中に水タンクを配しているため、日射による背中の焼け付きを抑えられる。そのため屋外の警備や、作業だけでなく、バイクや自転車でのツーリング、アウトドアレジャーでの熱中症対策として活用が期待できる。

 水冷冷却クールベストは、ベスト内部に2Lの水タンクを配し、ベスト内に張り巡らしたチューブに水をポンプ循環することで、身体を冷やすことができる。冷却チューブは、伸縮ゴムでできており、冷却面が身体にフィットする設計となっている。ジャケットは、取り付けられたゴムバンドを調整することで、胸囲85cmから115cmまで対応する。

 水冷冷却クールベストの水タンクには、氷を投入したり、タンク自体を冷凍して、氷温水を循環することもできる。水タンクを冷凍すると、約4時間冷水を循環できるという。氷の投入はいつでもできるため、長時間の作業でも、長く氷温を循環できる。

 ジャケットの循環ポンプは作動時45デシベルの静音式となっている。ポンプ駆動用のバッテリーは充電式で、約6時間の充電で約8時間稼働する。なおポンプは、付属のバッテリー以外に、汎用USBモバイルバッテリーでも駆動する。

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