史上初、レデツカがスキーとスノボでダブル金獲得 平昌五輪

2018年2月26日 08:18

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 24日に行われた平昌オリンピックスノーボード女子パラレル大回転でエステル・レデツカ(チェコ)が金メダルを獲得した。

 レデツカは17日に行われたアルペンスキー女子スーパー大回転でも金メダルを獲得しており、この両種目で金メダルを獲得するのは五輪史上初のこと。それどころか、五輪でアルペンスキーとスノーボードの両種目に出場するだけでも史上初の快挙だった。

 レデツカの専門であるスノーボードでは、世界選手権で2度の金メダルを獲得しており、有力な金メダル候補とされていた。一方のスキー競技については、2016年に世界デビューし2017年12月に滑降で7位に入ったのが最高の成績だった。

 今大会も17日のアルペンスキー女子スーパー大回転は借り物のスキーで参戦したのだが、奇跡的なチェコ初のアルペンスキー金メダルをもたらした。

 メダル争いには関係のない26番スタートのレデツカは1分21秒11をマーク、アンナ・ファイト(オーストリア)を0秒01差でかわしての勝利だった。参加する以上は実力に関係なく本気の滑りを最後まで貫き通した結果であると言える。

 スノーボード女子パラレル大回転では、予選をトップタイムで通過すると決勝トーナメント4本も全て圧巻の滑りを見せつけて堂々の金メダルに輝いた。この競技でソチ五輪銀メダルの竹内智香は、準々決勝で敗退した。

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