シャープ、カラー電子辞書「Brain」に新モデル ホーム画面切替でより便利に

2017年12月23日 16:33

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電子辞書「Brain」(写真:シャープの発表資料より)

電子辞書「Brain」(写真:シャープの発表資料より)[写真拡大]

 シャープは20日、液晶画面を360度回転できる電子辞書「Brain」の4機種11モデルを発表した。4機種はそれぞれビジネス・雑学・学生に特化しており、ビジネス向けは「表現検索」「手紙文作成」を含む。いずれも、英語学習に関する機能を強化。すべてオープン価格で、近日発売予定だ。

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■カラーで表現 360度回転で好みのスタイルに

 「Brain」はカラーでコンテンツを表現するほか、本体を回転すると画面の向きも連動する。辞書を置くスペースがない場合は、キーボード部分を折りたためる(タッチペン操作)。異なる辞書の同時表示は、5.5型液晶画面を活かした設計だ。キーボード部分も大きく見やすい。

■すぐに検索できる「調べるHOME」

 電子辞書といえば、辞書の種類を選択してから検索を行うのが一般的だ。しかし、「Brain」ではホーム画面にあらかじめ検索ボックスを搭載することで、検索する時間を短縮できる。ビジネス向け「PW-SB5」であれば、英語や中国語のビジネス表現をすぐに検索可能だ。

■英語学習の機能をさらに強化

 どの機種も、英語学習に関する機能にも注力している。例えばビジネス用では、TOEICの対策や自動採点などのアプリを収録。学生向け「PW-SH5」「PW-SJ5」は、英検対策に役立つ機能も。趣味など日常に特化した「PW-SA5」では、絵・字幕・リスニングを同時に楽しめる。

■ターゲットによって異なる独自機能 ビジネス向けは手紙文作成も

 それぞれの機種は、ターゲットに応じて一部の機能が異なる。ビジネス用は表現検索のほかにも、手紙文作成のサポートも搭載。日常用と学生向けの全3機種は暗記ツールを内蔵している。

 学生用2機種には時間割表と動画を収録しているが、動画はいずれも内容が異なる。高校生用は山川出版社の日本史・世界史を各30点。中学生用は学研「ニューワイド学習百科事典」の動物や植物・昆虫を全65点掲載している。また、1,000点の漢字筆順動画も中学生向けならではの機能だ。

■MP3プレーヤー・ボイスメモなどの便利ツール

 最後に、「Brain」は全機種ともに便利ツールを持つ。microSDカードを本体に挿入すると、内蔵のMP3楽曲や写真・テキストを鑑賞できる。カレンダーやタイマーはもちろん、付箋機能やボイスメモも利用可能だ。(記事:さくらい・記事一覧を見る

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