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アイスホッケー・アジアリーグ、2017-2018シーズンが開幕
9月2日、アイスホッケー・アジアリーグ2017-2018が開幕を迎えた。開幕からここまで2試合を消化しており、日本・韓国・ロシアそれぞれの地で熱戦が繰り広げられている。平昌五輪のプレシーズンとなる今季、いよいよ極東でのアイスホッケーシーンが幕を開けた。
■強豪・アニャンハルラ
アジアリーグは今シーズン、日本勢4チーム(東北フリーブレイズ、日光アイスバックス、王子イーグルス、日本製紙クレインズ)、韓国勢3チーム(アニャンハルラ、デミョンキラーホエールズ、ハイワン)、ロシアから1チーム(サハリンシーライオンズ)の計8チームで構成されている。
9月から12月にかけ4回戦総当たりのレギュラーリーグが行われ、その後、リーグ戦成績上位5チームでのプレーオフで年間チャンピオンを争う。
昨年までの2シーズンは韓国のアニャンハルラが連覇を果たしている。ハルラは2014-2015シーズンより3シーズン続けてレギュラーリーグでは1位となりプレーオフに進出、ここ2シーズンはプレーオフも制しての完全優勝を果たす程、リーグ屈指の強豪にまで登り詰めた。
平昌オリンピック開催国である韓国は、五輪開催決定以降、代表チームの強化を図ってきた結果が如実に表れてきており、アジアリーグ、そして国際舞台でも急速にその地位を高めてきている。韓国代表チームとして、来年5月に行われる世界選手権では初のトップディヴィジョン(世界一決定戦)入り、今年2月のアジア大会でもカザフスタンに次いで銀メダルを獲得している。
■日本勢の巻き返しは?
対照的に日本代表は、オリンピック予選は2次予選で敗退、世界選手権でも上位カテゴリー進出は出来ておらず、自国開催のアジア大会でも敗れ、韓国に大きく水をあけられた格好だ。リーグでの戦いも、日本勢は2シーズン続けてプレーオフで決勝進出を逃すなど、両国の実力差がアジアリーグでも映し出されている。
最多タイとなる4度の優勝を誇るクレインズら日本勢4チームの巻き返し、そしてロシアから参戦し初優勝を狙うサハリンも含め「打倒ハルラ」が今シーズンのテーマとなりそうだ。
3カ国・8チームでの国際色豊かに彩られ行われるアイスホッケー・アジアリーグ。オリンピック開催を目前にさらなる盛り上がりを期待したい。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る)
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