北の弾道ミサイル「北極星3」、固形燃料のSLBMか

2017年8月25日 11:45

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 韓国・聯合ニュースは朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が23日に掲載した金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の国防科学院化学材料研究所の視察写真に「発射実験を行っていない固体燃料の弾道ミサイル『北極星3』に関する情報が写っていた」と伝えた。

【こちらも】北朝鮮のICBM、ウクライナから流出した旧ソ連の技術が使用か?

 聯合ニュースは「北朝鮮メディアによると、同研究所は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の素材を開発・生産している」としている。労働新聞掲載写真には「水中戦略弾道弾 北極星3」と書かれた説明板が写っている。

 北極星3について「北朝鮮は液体燃料を用いる『火星』系列と固体燃料を使う『北極星』系列の2種類の弾道ミサイルを開発している。昨年8月には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)北極星1の発射実験に成功し、今年2月にはこれを地対地ミサイルに改良した北極星2を発射した。このため、北朝鮮がこの先公開する固体燃料の新型ミサイルは北極星3という名称になるとみられていた」と報道。「北極星3」は「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定される」という。北朝鮮のミサイル開発の加速化がうかがえる写真といえる。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
日韓が状況克服へ力合わせること望む 文大統領
米韓合同演習「緊張高める意図ない」文大統領
日本はトランプ大統領と運命を共にするのか
トランプ氏は過激な発言控えるべき 民進党
グアムへのミサイル 佐藤外務副大臣発言の危惧

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事