東京都、太陽光発電によるスマホ充電スタンド設置へ

2015年7月23日 05:16

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「シティチャージ」のイメージ図(東京都の発表資料より)

「シティチャージ」のイメージ図(東京都の発表資料より)[写真拡大]

 東京都と東京都環境公社は21日、太陽光パネルで発電した電気をスマートフォンなどの充電に無料で利用できる、日本初のソーラー充電スタンド「シティチャージ」を設置すると発表した。シャープとの共同事業。今秋に、東京タワーと虎ノ門ヒルズに設置を予定しており、今後、順次設置場所の拡大を図っていく。

 同様のソーラー充電スタンドは、海外ではニューヨークなどで導入されている。スマートフォンは普及が進む一方で、電池の持続時間が短いという欠点がある。街中で電池切れした場合、特に外国人旅行者などは行動に支障をきたしてしまう。今回の「シティチャージ」設置には、2020年のオリンピックをピークに、今後増えることが予想される外国人観光客に対して、スマートフォンの電池切れによるトラブルを少しでも防ぎ、快適な旅行を楽しんでもらいたいという配慮がある。

 「シティチャージ」は、転倒防止など安全を最優先した設計、蓄電池搭載で夜間・雨天時でも充電可能。非常用電源としても活用できる。(記事:町田光・記事一覧を見る

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