NEDO、燃料電池自動車の普及に向けプロジェクトに着手

2015年6月7日 05:26

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プロジェクトの概要(図:新エネルギー・産業技術総合開発機構発表資料より)

プロジェクトの概要(図:新エネルギー・産業技術総合開発機構発表資料より)[写真拡大]

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は5日、燃料電池の高性能化・低コスト化、生産性の抜本的な向上を実現するための研究開発プロジェクトを実施することを発表した。

 同機構によると、燃料電池自動車の普及に向けては、固体高分子形燃料電池(PEFC)を低コスト化するための白金使用量の低減、車種の拡大に向けた燃料電池の高性能化などの課題が残されているという。

 研究開発にあたっては、燃料電池の内部構造や反応メカニズムをさまざまな手法で解析する技術、乗用車の10倍となる商用車向けの50,000時間の耐久性評価を可能とする技術、さらには、生産性を現在の10倍程度に引き上げる新たなプロセス技術などの研究開発を促進するという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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