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豊田自動織機が燃料電池フォークリフトを開発、実証実験を開始
燃料電池フォークリフト実証実験車(画像:豊田自動織機)[写真拡大]
豊田自動織機は7日、経済産業省と北九州市が進める「北九州スマートコミュニティ創造事業」の一環として、昨年12月から新開発の燃料電池フォークリフトによる実証実験を開始したと発表した。
同実証実験では、トヨタ自動車と共同開発を進め、新たに開発した小型・高効率なフォークリフト用燃料電池システムを搭載したフォークリフト2台を、豊田合成の北九州工場にて運用し、環境負荷低減効果と経済性を検証する計画。
水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池は、CO2排出量の低減やエネルギーの多様化への対応技術として、自動車において実用化に向け開発が進められており、フォークリフトをはじめとする産業車両の動力源としても期待されている。
さらに、燃料電池フォークリフトは作業性においても、約3分で燃料充填を行い、充電や電池交換なしで連続稼働が可能となることから、電動フォークリフトと比較して稼働効率の大幅な向上を図ることができる。
豊田自動織機は2005年10月に燃料電池車のプロトタイプを発表し、以降、高い環境性能と経済性を両立する次世代フォークリフトの実用化を目標に研究開発を進めている。
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