TOP500 June 2011 発表。京が 1 位に

2011年6月20日 17:00

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記事提供元:スラド

 ドイツのハンブルグで開催中の ISC'11 にて 37 回目となる TOP500 の発表が行われた (Top500 の記事より) 。

  前回の Top500 では中国勢の躍進が目立ち、一方で日本勢は TSUBAME 2.0 が健闘したに留まっていたが、今回は建造中のが順位を伸ばして 1 位となった。2 位以下は前回 1 位〜 4 位だった中国の天河一号、米国エネルギー省 OLCF の Cray XT5 "Jaguar" 、中国のNebulae、東工大の TSUBAME 2.0 が仲良くそのまま 2 〜 5 位におさまっている。東工大の松岡先生のつぶやきによれば、京は 8 P FLOPS、2 位の天河一号 (Tianhe-1A) を 3 倍以上引き離す性能を叩き出しており、効率も 93 % と高いようだ。2004 年 11 月に地球シミュレータが 1 位 を退いて以来、日本は長らく 1 位を獲得できていなかった。

 Top 10 を見てみると、10 システム全てがペタフロップスを達成しており、米国のシステムが 5 つランクインしている。日本と中国が 2 つずつ、アジア勢としては 4 つランクインしており、残る 1 つは フランス CEA (フランス原子力庁) の Tera-100 となっている。Top100 List は現在アクセスが集中しているためか閲覧できないが、アクセスできるようになったらコメント欄でみなさまあれこれ議論していただきたい。

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TOP500 Nov 2010 発表。TSUBAME 2.0 は 4 位。 2010年11月15日

 

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